しもやけ 皮膚 めくれの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
両手にしもやけができ、皮膚がめくれて血まみれ状態で病院に行ってステロイドの軟膏をもらったそうですが良くならず、ドラックストアーで漢方を買ったが全く良くならないため、漢方専門の薬局に来られました。
特に左手の指の皮膚がめくれて血まみれ状態で見ているだけでも痛々しく、しもやけで指を動かすこともできにくいくらいひどい状態です。テープを巻いていますが、血液にくっついてとても痛そうです。手は紫色になり、指の関節付近がパックリ破けている状態です。
部活で真冬に冷たい雑巾を毎日絞っているため、両手がボロボロの状態になっているとのこと。これは『しもやけ』というレベルを遥かに超えている状況で、さすがに漢方ではどうしようもないと思いました。今まで見てきた中で一番ひどい状態で、この状態なら抗生物質の軟膏を塗るぐらいしかできないかな?と正直思いました。
また部活の雑巾絞りをやめない限り、難しいのではないかな?と思いましたが、ご本人様がしもやけを何とかしていきたいという熱意が伝わってきました。そのため今回は私も断ろうかと思ったのですが、お母様も以前、色々病院を回って良くならなかった時、こちらへ来てすぐに良くなったから是非、漢方を紹介してほしいと言われました。
13歳 男の子
中国医学的には『血瘀血熱』の状態と考えられ体の『熱』をとるような漢方、『血』の巡りを良くしていくような漢方をお渡ししました。2週間ほどしてしもやけによる両手の腫れ・アカギレ・痒み・痛みがかなり良くなり、お母様も大変喜ばれております。
漢方を渡した私も実は、今まで見た中でとてもひどいしもやけの状態で、これは漢方でも無理かもしれないなと思っていたのですが「とても良く効いた」と言われ、こちらもとてもうれしかったです。
両手がしもやけでアカギレ・腫れ・皮がめくれて血まみれ状態が、2週間ほどでアカギレ・腫れが引き、手の色も紫色から薄ピンク色に変わってきておられます。
中国医学にもできないことがあります。外科的手術、精密検査・・・などは病院でないとできません。色々病院に行って良くならなくても、漢方で良くなることがよくあると思いますがが、今回のケースは極めてまれなケースです。
結果的にしもやけが良くなられて良かったのですが、私が今までやってきて、これほど自信がなく漢方をお渡ししたことがないくらいの経験をさせていただきました。いろいろ試してうまくいかない方は、漢方専門の薬局にご相談ください。何とかなる場合もありますよ。
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